■茶和花とは
宇治の地場産業である”宇治茶”を、植物としてお花と組み合わせ、木箱の中にフラワーデザイナーが造形をした、新しい造形フラワーです。 茶和花は実用新案登録の作品(商品)です。 華やかなお花の中に、ひっそりと宇治茶葉が存在する。わびさびの感覚を主として、歴史あるこの宇治の先人達の知恵と空気を伝える 全てがスタイリッシュで美しく作り上げられた現代、何気ない自然は見ようと意識しなければ目にも入らなくなります。 安定した色や形に慣れてしまい、微妙な違いや変化に気づかなくなっていきます。それでも「繊細さ」「微妙さ」を感じる感性を大切にしたい。 そんな思いを茶和花の作品に込めました。
■プリザーブドフラワーとは
-生花へのこだわり- 宇治茶と組み合わせるお花はプリザーブドフラワーを使用しています。 プリザーブドフラワーとは、本当のお花(生花)の水分を抜き、特殊加工して作られた枯れない(1~2年)本物のお花です。 お水やお手入れの必要がないということで、慌ただしい日々の中でも、いつもお花を飾っておきたい方、プレゼント、お土産に好まれるお花です。 特殊加工の手間が入るので、生花に比べて値段は高価な花材で知られていますが、茶和花は”生花”を長く楽しめること、どんな方にも手軽に植物を生活の中で触れて頂けること、そして茶葉という植物と造形するものは、やはり本物の植物であるべきだと考え、この花材を選びました
■木箱
茶和花を代表する作品(商品)は茶箱をイメージした木箱を使用しています。 茶箱の始まりには様々な説がありますが、千利休が活動していた頃からの始まりとされています。 また、木の箱は、水分が多い時は水分を吸い、少ない時には水分を出すという吸湿調整効果があり湿気や乾燥を防ぎ、直射日光を遮る効果もあります。 繊細な茶葉の香りと湿気に弱いプリザーブドフラワーで表現する入れ物としても高価ではありますが、重厚なこの木箱が最適であると考えこれを採用しております。 また、歴史を繋ぐ和風な木箱(茶箱)でありながらも、茶和花のアンティークなロゴを融合させ現在の住まいでもお楽しみ頂けるデザインをお届けいたします。